既定では、ワークシートを開くとき、または数式が依存するエントリ、数式、または名前を変更すると、Excelはワークシート内のすべての数式を自動的に再計算します。ワークシートが大きく、多くの数式がある場合、これには数秒から数分かかることがあります。. 数式が再計算されているうちに、マウスポインタが砂時計に変わりそしてワークシートに変更を加えることができません。. ワークシートの数式の入力と変更が終了するまでの時間を節約するために、自動計算を一時的にオフにすることができます。これは簡単に行えます。. 注:自動計算機能をオフにしたくなく、コンピュータに複数のプロセッサを搭載している場合は、マルチスレッド機能をオンにすることができます。これにより、数式の再計算が少し速くなります。コンピュータに搭載されているプロセッサの数この記事の後半で、このオプションをオンにする方法を紹介します。. 自動計算機能を無効にするには、Excelを開いて[ファイル]タブをクリックします。. 左側のメニューで[オプション]をクリックします. [Excelのオプション]ダイアログボックスで、左側のメニューの[数式]をクリックします。. [計算オプション]セクションまでスクロールして[手動]を選択すると、値、式、または名前を変更するたびに式が計算されないようにするか、式を含むワークシートを開くことができません。. 以下のリストは、「計算オプション」セクションで使用可能なオプションを定義しています。 自動 - すべての従属式を計算し、値、式、または名前を変更するたびに、開いているチャートまたは埋め込まれているチャートを更新します。これは新しい各ワークシートのデフォルト設定です。. データテーブルを自動的に除外 - すべての従属式を計算し、開いているチャートまたは埋め込みチャートを更新しますが、データテーブル機能で作成されたデータテーブルは計算しません。このオプションボタンが選択されているときにデータテーブルを再計算するには、リボンの[式]タブで[今すぐ計算](F9)コマンドボタンをクリックするか、ワークシートでF9キーを押します。. 手動 - 開いているワークシートを計算し、リボンの[式]タブで[今すぐ計算](F9)コマンドボタンをクリックするか、ワークシートでF9キーまたはCtrl + =キーを押した場合にのみ、開いているワークシートを計算します。. 保存前にワークブックを再計算 - 開いているワークシートを計算し、[手動]オプションボタンが選択されている場合でも、開いているチャートや埋め込みチャートを保存するときにそれを更新します。保存するたびに従属式やチャートを更新したくない場合は、このオプションをオフにしてください。. 反復計算を有効にする - 目標シークを実行したり循環参照を解決したりするときに、反復回数、つまりワークシートが再計算される回数を最大反復テキストボックスに表示された数に設定します。循環参照の目標の検索または解決の詳細については、Excelのヘルプファイルを参照してください。. [最大反復回数] - [反復計算を有効にする]チェックボックスがオンの場合の最大反復回数(デフォルトは100)を設定します。. [最大変化]...